Monday 26 December 2011

ハンガリーのクリスマス

ハンガリーではクリスマスプレゼントを家族同士で贈る習慣があります。大人は子供達に見られないようクリスマスツリーのある部屋のドアを閉め、こっそりとクリスマスプレゼントをツリーの下に用意します。大人がプレゼントをツリーの下に準備し終えたら、鈴を鳴らします。子供達は鈴の音が聞こえたら、一目散にツリーの下のプレゼントに駆け寄るそうです。ハンガリーではクリスマスにはサンタクロースではなく、小さなイエスが贈り物を届けにきます。

クリスマス料理にはハンガリー風のロールキャベツ(パプリカとクミンシードで味付けされており、酢漬けのキャベツにて調理されたもの)や、ハラースレーと呼ばれる魚のスープが代表的な料理です。私達はロールキャベツ以外にチャバイカライと呼ばれる郷土料理と紫キャベツ、人参、ジャガイモのオーブン料理を用意しました。

クリスマスイブのランチ
郷土料理(チャバイカライ

その他、白身魚のフライ、ミックスベジタブルのサラダ、ジャガイモのサラダ、ベイグリ、ポガーチャといった焼き菓子をクリスマスイブの前日に用意しました。クリスマス料理ではないのですが、クリスマスツリーの形をしたほうれん草入りの季節限定パスタも売られています。このパスタに白いサワークリームを乗せると、ツリーに雪が積もっているようで見た目にも楽しいです。
夫による自画像
クリスマスツリーのパスタ
1224日の晩、雪がちらつく中、地元の教会で行われるクリスマスのミサに行ってきました。午前0時前になると、イエスキリストの誕生を祝い、新年の健康と平和を祈る人々で教会は埋め尽くされていました。教会の中の暖房は前から10列目ぐらいまでしかなく、後列や壁際の席は非常に寒いのですが、一年最大の祝日だけあって、老若男女沢山の人々が祈りを捧げていました。

ブログのタイトルについて


ベーケーシュチャバ(ハンガリー)のTVタワーと東京タワーの距離が9028kmであることから。