Sunday 29 April 2012

急に来た夏

本日の最高気温は30度
最近は一日に、晴れ、曇、通り雨の天気があり、変化の激しい空模様の天気が続きました。先週は暖炉も付けていたほど、朝晩冷えており、地域によってはひょうも降っていました。一昨日ぐらいから急に気温が上がり、夏の季節に一転。冬から春にかけて、ここ数年の傾向はこのように不安定な天候のようです。こうも気候の変化が激しいと、着る服にちょっと困ってしまいます・・・。

コウライキジの卵

コウライキジの卵
私の勤めている職場は、公共交通機関では行きにくい町のはずれの農場にあります。野生の鹿やコウライキジ、雄鶏、雌鳥、鴨、今の季節ではコウノトリも遊びに来ます。先日、雄鶏がある地点を何度も往復しているのを、双眼鏡にて同僚が観察しており、殆どナショナルジオグラフィックのライブ放映状態でした。何故往復しているのか証拠をつかむため、社長夫人、同僚と私で草むらに足を運んだところ、同僚がコウライキジの巣を発見しました。卵は全部で10個あったのですが、うち4個は雄鶏が食べてしまったようで空になっており、1個は卵が割られた状態で中身はそのままになっておりました。手が付けられていない残りの卵は、同僚の妹さんの庭で飼っている鶏の巣にて保護することになりました。うまくいけば、24日後、コウライキジの雛が誕生する予定です。

Sunday 22 April 2012

Kg表示・個数表示

アイスクリーム 1Lあたり1220フォリント
EUでは肉や魚だけでなく、アイスクリーム、缶詰、冷凍食品、洗剤、歯磨き粉など、殆どの商品がKgあたりいくらであるか表示することが義務付けられているようです。たいていは、パッケージ毎、メーカー毎に容量が異なるので、商品を購入する際、参考になります。ジュースやビールなど飲料は1Lあたり、乾電池、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどは1個あたり、1ロールあたりの価格が表示されています。この表示は参考にはなるのですが、あくまでも参考程度。同じトイレットペーパーでも、メーカーによってはロールの芯が大きくトイレットペーパーが少ないものがあったり、卵でも10個入りでも非常に小さいものであったりするので、価格だけでなく価格に見合った品質であるかどうかということを考えてしまいます。前回も書きましたが、すべての商品が信頼できるとは限らないので、安さだけにとらわれず、価格と質のバランスを考えて購入することが大事だと思っています。

Sunday 15 April 2012

ハンガリー産の日本食(2)


焼きそばCLASSICは日本のインスタント焼きそばそのもの

姉妹品CHILI味は私にはちょっと違和感がありました

今回は焼きそばについて書きたいと思います。日本ではお目にかかれないような、着物姿の女性のパッケージが何となく新鮮な感じ(?)がしました。かやく(フリーズドライのキャベツやニンジン)も入っており、味も日本のインスタント焼きそばの味そのもの。インスタントとはいえ、私にとっては貴重な日本食なので手に入るだけで十分満足しています。確か首都のブダペストではマルちゃんの焼きそばも売られていたような・・・?スーパーで、この焼きそばの減り具合を見てみると、ハンガリー人も購入しているようです。このインスタント焼きそばを卵でくるんだオム焼きそばはハンガリー人の夫にも好評でした。

ソースの香りが香ばしく、インスタントにしては味良し
日本では麺は大変人気があり、麺なしの生活はありえない云々、焼きそばについて3ヶ国語で紹介

ハンガリーで低コストで手軽に作れる日本食

初めてCsicsóka(キクイモ)を食す
伯父さん宅の庭で栽培しているCsicsókaという根菜。特に手入れの必要もなく、放っておいても勝手に育ち、繁殖力も強いので、昔はハンガリーで、じゃがいもの代わりとなる非常食として食されていたそうです。最近は市場でもあまり見ることがありません。良く洗って、生で食したところ、ゴボウのような土の香りがし、サクサクとした食感がありました。日本の野菜と味が似ていると言ったところ、伯母さんが市場で新鮮なCsicsókaを買ってきてくださいました。日本でCsicsókaを見たことも食べたこともなかったので、私は勝手にヨーロッパの野菜だと思ってしまいましたが、日本では菊に似た花が咲くことから「キクイモ」と呼ばれているようです(興味のある方は→キクイモ)。日本でもどこでも手に入るという訳では無いようですが・・・。情報をさらに探ってみたところ、キクイモ焼酎なんて商品も売られているようです。
頂いたキクイモをどう調理しようか考えたところ、第一印象はゴボウ、あるいはレンコンを連想したので、細切りにして酢水に放置し、半分はマヨネーズで和えるだけのサラダ、半分は人参と玉ねぎを混ぜて、かき揚げにしました。たいした手間もかからず、コストも掛らず、ヨーロッパで手軽に作れる日本食ができあがりました。
キクイモ・人参・玉ねぎのかき揚げ
キクイモのサラダ

Monday 9 April 2012

復活祭(イースター)


生命・復活の象徴 イースターエッグ
イースターは春分の後の最初の満月の次の日曜日とされており、毎年日付が異なります。キリストが死後3日目にして甦ったことを記念し、春の自然の甦りを祝うお祭りのようです。日本では桜の開花が春を告げるように、こちらではイースターが春の到来を象徴しています。
今年のイースターは48日でした。49日もイースターマンデーで祝日です。ハンガリーのイースターマンデーは、男性が女性を花に見立て、花が萎れないように、いつまでも美しくあることを願い、水をかける風習があります。女性は自宅で料理やお菓子、飲み物(アルコールを含む)を用意し、水をかけに来る男性を待っています。多くの人々は、この機会に親戚同士を訪れ合います。かつては、バケツで豪快に水を掛けていたようですが、現在は香水を頭に振りかけるのが一般的です。(ホッロクーという村では、今でも伝統的な水掛けが豪快に行われております。こちらのリンクの写真をご覧ください→Hollókő húsvét)いろんな香水の匂いが混じると、かなり頭が臭くなるのは事実ですが、一年に一度はこんな(楽しい?)日があっても良いのではないでしょうか。女性は水を掛けてもらったお礼に、イースターエッグを男性に渡します。未婚の女性は手作りのイースターエッグを男性にプレゼントするようです。私は特に手作りを準備する必要がないので、卵型のチョコレートやウサギのチョコレートを渡しました。卵は生命や復活を象徴し、子だくさんのウサギは繁栄、多産のシンボルとされ、どちらのアイテムもイースターには欠かせません。
イースターが来る前、水を掛けにくる親戚のため、どんな料理を用意したらよいのか見当が付きませんでした。夫に聞くと、基本はイースター用のハム、ゆで卵、ラデイッシュとのこと。イースター用のハムは煮豚(チャーシュー)のように煮ます。私は香辛料などを加えず、普通の水のみで4時間ほど煮ました。味は異なりますが、いわゆる煮豚です。白い西洋ワサビを付けて食します。余計な脂分が無く、さっぱりとしていて美味しいです。
男性陣に交じり、一緒に親戚の家を訪問してみてはどうかと夫の従兄弟からのお誘いを受けたので、カメラを持って、親戚のお宅を転々とお邪魔することになりました。ハンガリーの習慣を知るという目的で訪問しているのが明らかなため、皆喜んで迎えてくださいました。どこのお家もそれぞれ形式は異なりますが、イースターの飾り付けが綺麗にされており、ご馳走が用意されており、お互いの話も弾みました。

手探り(?)で何とか用意した初イースター料理



イースター用の可愛らしい紙ナフキンは種類豊富


うずらの卵の飾り付けが愛らしい(伯母さんの家にて)



イースターのおもてなし (伯母さんの家にて)



親戚の女の子にもらった手作りのイースターエッグ

イースターには欠かせないウサギのチョコレート

Sunday 1 April 2012

(日本風)ナタデココ飲料

ここでも日本のジュースが手に入るようになったのか

と喜んだのは束の間。実はタイ産でした:-(
先日、24時間営業の小さなお店で、日本語を目にしました。ポッカの商品もハンガリーで売られているので、ポッカの新しい飲料水かと思い、手にしましたがタイ産の飲料でした。パッケージのデザインも如何にも日本的。タイ産なのに日本語が書かれている怪しげな飲み物だと思いましたが、細かく砕かれたナタデココが入っており、甘すぎず味は意外に美味しかったです。