Saturday 24 March 2012

消費者の選択

卵のパック、卵には生産コードが記されている
ハンガリーの卵、また卵のパックには生産コードが表記されています。
最初の1桁目(01234種類)はどのような状態で卵が生産されたかどうか、次は生産国コード(ハンガリー産であればHU)、最後は養鶏場のコードです。
最初の1桁目が0の場合は、有機餌が与えられ、放し飼いで育った鶏が産んだ卵。1の場合は、同じく放し飼いだが、有機餌ではない餌を与えられた鶏が産んだ卵。2の場合は、ケージではないが、限られた範囲内にて屋内にて放し飼いで育った鶏が産んだ卵。3はケージで飼われた鶏によって生産された卵。写真の卵のラベルの右上にあるのが、生産コードです。
Termelő telep azonosító kódja: 2HU102T04
この卵の場合「2-限られた範囲内にて屋内にて放し飼いで育った鶏が産んだ卵」であり、「HU」ハンガリー産だということがわかります。
先日、インターネットでこの卵に関する記事が載っておりました。詳しくはコチラ
この記事を読めば「3-ケージで飼われた鶏によって生産された卵」が食べられなくなりそうです。記事にもありますが、このような卵がマヨネーズ等の加工品に紛れてしまった場合、確認しようもありません。
このような生産者特定コードが卵だけでなく、他の生産物にも導入されるといいなと思います。
話は逸れますが、大型スーパーTにて、古くなった食肉に漂白剤を塗り、見た目を良くして再度販売していたということを、そちらで働く店員さんがTVで話していました。もしくは、サンドイッチの具などにして再利用するとのこと。もちろん、スーパー側は否定していますが・・・。大型スーパTの話かどうかはわかりませんが、見栄えのよくピンク色の鶏肉は、ホルモン剤の投与で短期間に成長させているとのことを別の番組で見ました。ハンガリー産の自然な鶏肉はトウモロコシを餌にしているので、皮はすこし黄色になり、中身は綺麗な淡いピンク色をしているそうです。私の住んでいるところは幸い近くに市場があるので、肉だけはスーパーでなく、市場、または小型地元スーパーの肉売り場(パック詰めされてないもの)にて肉は買うようにしています。だから安全とは限りませんが、少なくとも大型スーパーよりかは小さい家族経営のようなお店の方が信用できる気がするのです。消費者の選択と言葉でいうのは簡単ですが、見た目の綺麗さだけに惑わされるのではなく、品質を見抜く能力が試されているような気がします。