日本語表示のパッケージがなぜかハンガリーに |
日本語表記の右上にハンガリー語表記のラベルが貼られている |
夫と私が勤める食品卸の会社ではプライベートブランドとしてCOOP商品を扱っています。ハンガリーでも大型スーパー(テスコ、リドル、アルディ、ペニーマーケット、スパーなど)は大抵プライベートブランド(PB)の商品を揃えていますが、時にはひどい品質の商品もあります。購入した商品の殆どを捨てたこともあり、特定のあるスーパーの商品のPB商品には手を出さないことにしています。もちろん、PBでも十分メーカーに太刀打ちできるくらいの品質の商品もあります。体験からすると、信頼できるメーカーがPB商品を製造している場合は、品質も悪くはないです。同僚によると、COOPのコーラはかつて、コカ・コーラが製造していたらしく、安くて品質も悪くなかったようです。今のコーラは「コーラ風味ジュース」と表記されているので、コーラ味の何かなのかもしれませんが、ちょっと飲む気にはなりません。このような例外もありますが、概して、COOPのPB商品は他社のPB商品と比較すると、まずまず信頼できるカテゴリーにあるようです。今のところは。安売りスーパーには必ずと言っていいほど、オレンジ風味オレンジジュースとか、バター風味マーガリンとかが置いてあり、化学香料たっぷりの商品を誰が買うのかなといつも不思議ですが、周りを見渡すと結構購入しているようです。
ある日、COOPのPB商品の中に日本語パッケージの商品があるのを夫が発見しました。何故、日本に渡るはずだったマッシュトマトがハンガリーのルーマニア国境近い町まで、届いたのでしょう??考えられる理由としては、日本向けのパッケージを刷りすぎてしまった、あるいは、 日本からの当初の発注数から減らされてしまったなどだと思いますが、とにかく、行き場を失ってしまったトマト達はヨーロッパ近隣諸国に輸出されることになったのかもしれません。今日のお昼に、このトマトマッシュにひき肉、セロリ、玉ねぎ、バジル、オレガノ、月桂樹の葉を入れ、スパゲッティのソースにしました。日本に渡らなかったマッシュトマトですが、まさか、ここで日本人に食べられるとは思ってもいなかったことでしょう。時間も掛らず、トマトマッシュ自体の味も良かったので、また購入するつもりです。