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ハンガリー語文字カード |
私が現在勤めている夫の叔父の会社では、外国人は私のみ。母語は日本語なので、ハンガリー人には分かりえない苦難もあります。私が勤めてから真っ先にぶち当たった壁は、「筆記体が読めない」こと。日本で英語を勉強し始めた中学校1年の初めの頃に、筆記体練習帳を渡され、大文字、小文字の筆記体は一通り練習した記憶があります。しかし、当時練習した筆記体は、あくまで英語の筆記体であり、ハンガリー語の筆記体は全く別物なのです。私の仕事の中には、手書きされた返品リストと数量が、印字されたマイナスの請求書と一致しているか確認するという作業があり、手書きされた文字を解読しなければなりません。同僚も「男性の字は汚くて、私達も解読に困ることがあるから、分からない時は聞いてね」と言ってくれましたが、毎回毎回、同僚に聞いていたらお互い仕事ができません。私は手書きの数量から印字された請求書を見て商品名を想像し、もう一度、手書きの返品リストの文字の長さ、又は「恐らく、このように書かれているのであろう」と想像力を発揮しつつ、今のところ、確認作業をしています。それでも、わからない場合(文字の長さも合致せず、全く解読不能な場合)は、同僚に聞いています。
先週末、棚卸の作業があり、私は夫とペアを組んで商品数を数えていました。夫がリストに商品数を手書きで入れていましたが、入力担当のCさんが「数字が1なのか2なのか読めない」と夫に確認しに来たので、ハンガリー人同士でも人の字が読めないことがやっぱりあるようです。
また、 印字体で書いていると「筆記体は書けないの?」とよく聞かれます。英語の筆記体は一応一通り・・・と言ったところで、ハンガリー語の筆記体が書けない事実は事実なので、言い訳になりません。昨日、ユーロショップ(日本の百均のようなお店です)で(明らかに子供向けですが)筆記体練習カードを購入しました。大文字と小文字が併記されているので、違いが比較し やすいですし、ノートの下に入れて、上からなぞって練習することもできます。誰もがお手本のように筆記体を書いている訳ではないですが、基本をマスターすることで、少しは簡単に解読できるようになるはず。この機会に、ハンガリー語の筆記体をマスターしたいと思っています。
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almaのaは林檎のように丸い |
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Kの大文字はHと似てる・・・ |
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Sの大文字は印字体そのもの? | |
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大文字筆記体は山2つ(英語は3つ) |
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P(小)はT(大)のよう |
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Hの大文字は丸ふたつ |