先週末、ロシアの火星探査機の一部がハンガリーのバラトン、ヤースベレーニ、二―レジハーザ以南に落下する可能性があるというニュースがありました。私の住んでいるベーケーシュチャバも範囲内。日曜の夜のニュースでは、火星探査機が落下してくる可能性があるので、外出は控えるように注意勧告のテロップが番組中にずっと流れていました。もし、存在が確認できた場合は105番(消防・救急)に電話をするよう、また、怪我人がいるかどうか報告するよう、そして、火星探査機に触れないよう要請がありました。ハンガリー軍もロシアと連絡を取り、警察、消防隊も万が一の時のために、待機していたようです。
このロシアの火星探査機は15年間の年月をかけて、計画されたものであり、費用は1億6300万ドル費やされたとのこと。本来であれば、火星でのミッションを終え2014年に地球に戻ってくる予定だったようです。元の火星探査機の重量は13.5トン。今回落下してきたのは200kgですが、もし、住宅や人に当たったら確かに大変なことに。とは言え、注意勧告を受けたところで、また、外出を避けたところで、自分の住んでいる家に当たるかもしれないですし、こればかりは避けようがありません。
ハンガリーの現地時間1月15日(日)19時にロシア国防庁のスポークスマンから「チリのウェリントン島から1250kmにある太平洋に落下した」との発表があり、騒動は落ちつきましたが、週明けの職場はこの話題で持ち切りでした。皆、「まさか、よりによって自分のところには落ちてくるわけないよな~」と思いつつ、確率は皆無では無いですし、内心は結構心配していたのかも。結局、太平洋に落ちたとのことなので、とりあえずは一安心。