Sunday, 5 February 2012

品質低下:-( 健康志向 :-)

私が初めてハンガリーに来たのは2004年。その年は丁度ハンガリーがEUに加盟した年でした。その時と比べると、価格は上昇しているにも関わらず、同じ食品でも質が変わってしまった(どちらかといえば、残念ですが悪い方に・・・)と感じることも度々あります。例を挙げれば、バニラ味のヨーグルト。以前は本物のバニラビーンズ(小さな黒い粒)が入っており、大変美味しかったのを記憶しています。いつの日からか、バニラビーンズが入らなくなり、最近はすっかり買わなくなりました。また、安売りされているチーズも最近は疑わしい目で見るようになりました。見た目は美味しそうなチーズなのですが、食べてみると味が無く、まるでゴムを食べているかのよう。安くても美味しいチーズはあるので、自分で日々発掘していく努力は必要です。ただ、あまりにも安い商品は食べられないくらいひどいものがここでは存在するということも忘れてはなりません。犬も食べないソーセージには一体何が入っているのか、想像するのも恐ろしい・・・。明らかに人工的な味・・・。基本的には自分の五感で検証して、何か変だと思ったら迷わずゴミ箱行き。もったいないという気持ちより、こんなものお店で売られているなんて信じられないという気持ちになることが、たまにあります。
話は大分それましたが、この雪国でもアロエヨーグルト(ハンガリー産)が売られているのに驚きました。アロエベラは寒さに弱いはずなので、ここでアロエ入りの商品を見るとは思っていませんでした。ナチュラルとニワトコという植物の2味あり、ナチュラルは日本で売られているアロエヨーグルトそのものでした。日本ではあまり馴染みはないかと思いますが、こちらではニワトコのシロップを炭酸水で割って飲んだりします。ニワトコ味のアロエヨーグルトもナチュラルに比べると、ちょっと甘酸っぱい味がしますが、美味しいです。そして、ほうれん草入りのポパイロールとポパイスティック。ある日、夫がお店で見つけて持って帰ってきました。野菜入りのパン、スナック、お菓子なんて、なんとなく日本的と思ったらしいです。「ほうれん草を食べて、ポパイのように元気」というのは、ネーミングからしてここでも同じ発想のようです。
見た目、味、価格文句無し
ハンガリー産アロエヨーグルト

人工的な味付けの食品が増えたと思う今日この頃、一方では以前にはあまり無かった健康に配慮する商品もお店の棚に並ぶようになりました。質の変化、価格の変化、商品陳列の変化を敏感に察知して、買い物上手を目指したいと思います。