Sunday, 19 February 2012

MADE IN HUNGARY

ハンガリー語の取扱説明タグ
黒は最後の一枚
グレーは売切。代わりに紺を購入。
 













たまたま市場で見かけたキャミソール。売り子は高校生ぐらいの女の子で、おそらく家族のお手伝いで市場に売りに来ている感じでした。商品を眺めていると「綿100%です。丈も長いので、腰も冷え無いですし、40度のお湯で選択しても縮みません。」と説明してくれました。勝手な想像ですが、週末の学校の休みに、早朝の暗く寒い中に家を出て、家族のお手伝いをして偉いなと思い、黒と紺の2枚を購入することにしました。一番表にあったものは雪が舞い下りていたので、下の方から綺麗なものを包んでくれたちょっとした心遣いも嬉しかったです。自宅に戻ると、夫が領収書を見て、40Kmくらい離れたルーマニア国境に近い村の会社であることがわかりました。その会社で製造したものを、市場で販売していたことが判明。こちらの殆どの繊維製品は中国製で、ハンガリー製の繊維製品をお目に掛けることは殆どありません。たまたま購入したキャミソールですが、売り子の女の子も親切で、稀に見るハンガリー製だったので、何となく得した気分になりました。
Bekesで製造された手編みのバスケット
そして、プレゼント用に購入した手編みの籐のバスケット。隣町のBekes(ベーケーシュ)で製造されたものです。売り子のおばさんによると、昔は3つ工場があったのですが、今は個人経営になってしまったとのこと。夫と子供達は籐職人、お母さんが売りに出かけるという役割分担をして、細々と経営をしているようです。バスケットは、ほんの一例にすぎませんが、素晴らしい技術や美しい伝統はこれからも引き継がれていくよう願ってやみません。